渓流釣り日誌/2018-08
2018/8/26 (日)
渇水転じて増水釣行
昨夜は寝るのが早過ぎたため、予定外に早く起きてしまった。
外気が肌寒く感じる。
秋は確実に近づいている。
ということは、禁漁期間が迫っているということ。(涙)
時刻は早いが、起きたついでに釣りの仕度をして出かけることにした。
久しぶりの日の出前の出発である。
途中、近くの吉野家に立ち寄り、塩鯖定食で腹を満たす
食事が終わったのは、4時20分
再出発である
京阪奈道路に上がり、ガラガラの道路を快適にとばす
吉野川沿いの道路に降りて、天川に続く道へと走る
さすがに道は空いている
山道に入ると・・・!!!
通行止めの案内が・・・ 天川北角~???、川合の少し上流部であった。
天川役場に着いた頃には、夜が明けていた。
登山者が山登りの仕度をしていて、声を掛けられた
「ここで駐車していても大丈夫ですか?」
『みなさん、此処に車を止めていますよ』
なかなか律儀な方だ。やはり目的地は弥山とのこと。
橋の上から覗くと川は増水し、山はまだ水を吐き出している。
台風19号、20号の雨の影響で熊野川が氾濫するくらいだから、川が落ち着くのを二日待っていたが、どうやらもう一日ズラした方が良かったようだ。
南日裏のキャンプ場に様子見で立ち寄ると、既に一人のアマゴ釣師が竿を振っていた
結構な長竿である。“お主、なかなかやるな!”
しかし、まだ竿を出せる場所は有る
すると止まっていた車から、よっこらしょという感じで、年配の方が近づいて来られた
“鮎釣りかな?”
『いいえ、アマゴ釣りです。』
“おとりは・・・” ← まだ寝ぼけているようだ
『アマゴ釣りだよ』
早速仕度をして川に降りる
川は白っぽい笹濁り状態
川幅はいつもの倍か
下手の少し流れが緩くなったポイントを探ることにした。
水の流れが速いので、久しぶりに1Bの錘を付ける
数投後にアタリか出て、ウ君の登場
1Bの錘のため、アタリが鈍く感じる
やはり、錘は軽い方が良い
立て続けにウ君が登場し、ちょっとウンザリ
粘っていると、目印の動きが一瞬止まり、竿先に少し重みを感じる
ピシッとアワセると、17センチほどのアマゴであった
ポイント選びは正解であった
このポイントで3匹ゲット
いつの間にか上手で竿を振っていた釣師が、下手の瀬肩に移動していた
少し上手に移動し、再び流れを探る
流れの中心は押しが強く、ダム上がりのアマゴにとっては少し流れが速いようでアタリが出ない
手前の少し緩い流れになんとか仕掛けを乗せてながすと、時折微妙なアタリが出る
アワセても素鈎を引くことが多いのは、小魚であろう
錘がいつもより重たいから、アタリが小さく感じる
でも、めげずに攻める
下の瀬肩で釣りをしていた釣師が、再び移動してきた
“何匹釣れましたか?”と聞かれたので、『3匹』と答えると
“私も3匹”との答えが・・・
しかし、その後立て続けに3匹追加できた。
キャンプの子供連れが川辺で遊び始めたので移動することにした。
※釣りをしている人間が居ても、バシャバシャさせる子供を制するとか、離れたところに連れて行くとか出来ない、気遣いのできない親が最近多い。トラブルが増えるのも分かる気がする。ぶつぶつ・・・
丹念に探っていたので、思っていたより結構時間が過ぎていた
上に上がると、囮登板の方が声をかけてきた
「何匹釣った?」
『6匹』
ほおーと驚いた顔をしていた
次は何処を探ろうかと悩むが、何処も彼処も、増水で釣り難い
子供が水遊びしているキャンプ場付近は避けながら暫く移動
そして、吊り橋の下に大きな淵のあるポイントで車を止める。
吊り橋の近くに車が止めてあるので、先行者がいるようだ。
吊り橋の上からは、その姿は見えない
今年、何度が入ったポイントだが、増水した後なので瀬に移動してきているアマゴもいるはずだ、と探ってみることに。
淵に入り込む流れに、錘を軽くして振り込む
ここでも、真っ先に食い付いて来たのはウ君である。
幾つもの流れを探るが、ウ君のオンパレード
しかし、浅い瀬から深場へと入り込むところでなんとかアマゴをゲット
その後、深場も探るが、しっかりとしたアタリは出ず
ここは見切りを付け、下に移動して瀬を探る
が、ここでもアマゴは顔を見せず
陽がアタリ始めると同時に、汗が噴き出す
まだ夏の日差しは頑張っている
そして、車に戻ろうと吊り橋に戻る途中、囮ケースが沈んでいたのを見つけた。
単に流されてきたのか、それとも人が流されたのか?
流されたのかと思ったら、横の岩の上に小さなザックが置いてあり、失礼して中を見ると、凍ったペットボトルのお茶が入っていた。
見える範囲では、釣り師の姿は見えなかったが、そのままにしておこう
まだ昼過ぎなので、もう一か所探ろうと、さらに下に移動しながら、川の様子をみていたら、かなり下手に鮎釣師の姿が見えた。
囮ケースの持ち主に違いない。しかし、ちょっと離れすぎじゃねぇ!
竿を出したくなるポイントが見つからず、不動滝までやってきた
一台、車が止まっていた
上から見ると増水はしているが、対岸沿いの流れに興味が湧いたので、入ってみる
下に降りると、上手の岸にパラソルが見えた
夏だなあ!
下手に長い竿が見えた
鮎釣師である。
こちらは段差の下手の対岸の流れを狙う
しかし、思った以上に流れが速い
アタリが出ない、出ない、出ない
ここを諦めて、段差の上の浅瀬を探る
すると、若い女性の姿が・・・
鮎釣師の連れであろう
『泳いだら気持ち良いよ』とどうでもよい会話をする
暫くすると下手の鮎釣師が戻ってきて、声を掛けられる
「釣れましたか?」
『ゼロ!、そちらは?』
「鮎、流されてます」 ※ほんとかな?
『アマゴはしないの?』
「アマゴはアタリが分かりにくくて・・・」
『“お釣師者”で検索したら、渓流釣りの釣り方の説明をしているよ。』
・・・・・と、知らんぷりしてサイトをアピール。
“暫く、私の後ろで拝見させてもらいます”と、釣りの様子を見ていた
かなんな、緊張するがな!
何匹かウ君を釣り上げると、軽いアタリが有ったのは分かったようだ
その瀬でアタリが続くので探り続けたが、結局ウ君しか顔を見せなかった
本日の釣りは終了
“お先”と挨拶をして、道路に上がる”
本日の釣果:アマゴ7匹
2018/8/17 (金)
厳しい渇水・盆後釣行
既に夜は明けている。
台風の影響による雨で、川の水量が増えていることを期待して天川へ
着いてみると期待が外れて水量が少ない。
取り敢えず南日裏のキャンプ場に立ち寄る。
下に行くと伝えると、“深場を狙わないと型物は期待できないよ”と仰る、
前日65センチのニジマスを釣ったんだけどと思いつつ、一応、礼を言っておく
さて、九尾ダム下は断念し最近探っていないポイントを見つけつつ下流に移動。キャンプ場付近は、まだ盆休みの名残が有り、水辺で遊ぶ子供の姿が何人も見受けられたので素通りする。
そして、路線バスの終点で川の様子を見ると、以前来た時より水量が少なく、釣りやすい感じがしたので探ってみることにした。
仕度をして川に降りる階段へ歩いていくと、ベンツから降りた鮎釣師も川の様子を見ようと階段へに近づいてきた。
軽く挨拶を交わすと「アマゴ、まだ釣れるの?」と聞かれたので、『数は出ないけど、釣れるよ』と答えるが、鮎釣師は川の様子を見て、他の場所へと移動して行った。
前回探った時は水量が多すぎて釣り難かったが、今日は水量が少なすぎて活性が低そうだ。
川縁に立ち、仕掛けを竿にセットする。
流れが有り、膝もないほどの浅瀬を探るが、アタリなし。
下流に移動しつつ、ポイントと思しき流れを探るも、アマゴは姿を見せてくれない。
段差で泡の有るポイントでも、アタリが出ない
“うーん、駄目かな?”と思いつつ、さらに下っていく。
鮎釣師も流れの有るポイントを探るので、言わばポイントの取り合いになる
しかし、今日の鮎釣師は、みなさん穏やかである。
笑みを浮かべて声掛けしたのが良かったのか、釣れない鮎に半分釣りを諦めていたのか、定かには分からないが・・・。
少し深さがあるポイントまでやってきた
流れが絞られていたので、流れも有る
鮎釣師が陣取っており、全然釣れないと嘆いていた
アマゴ釣りと知って「釣れましたか?」と聞かれたが、『駄目です』と応えるしかない
しかし「ライズは結構見られますよ」と仰る
どこでの話か分からないが、鮎が水面でピョンと跳ねていたり、ウ君が水面を流れる物に反応したりすることもある。
アマゴが釣れないので、多分この方の見間違えだろう
そして、「昼飯食べてくるわ」とポイントを譲ってくれた
それならばと、有り難く仕掛けを流す
しかし、アタリが無い
“さっき、鮎釣師が川に入り込んでいたから、隠れてしまったかな?”と思いつつ、何度か仕掛けを流すと、漸くアタリが出てウ君が顔を出す。
駄目かなと思いつつ、軽い段差からの向こう側の流れに振り込むと、いきなりなにやらアタリらしき反応が。
一拍おいてアワセると、20センチ弱のアマゴである。
なんとか坊主は免れた
まだ居るはずとさらに探っていると、またもアタリが出てアマゴが顔を出す
しかし、その後はアタリなし
そろそろ次のポイントに移動しようかと思っていたら、昼飯を終えた鮎釣師が戻ったきた。“アマゴ釣れましたよ”と礼を言って、さらに下に移動する。
いくつかのポイントを探りつつ移動していくと、下流に大きな深場が見えるポイントまでやってきた。
“ありゃりゃ、小川キャンプ場の上流まで来てしもた”
200mは離れているが、下の深場では淵に飛び込んで遊んでいる子供達が見える。
ここが最後と、腰を据えて探ることにした。
そして深場に続くちょっとした瀬で、ようやくアタリが出たが、鈎に乗らず
再度、仕掛けを流すと、今度は鈎に乗ったがウ君である。
深場へと続く瀬なので、アマゴも居るはずと信じて
仕掛けを何度か流すと、またもアタリが出て漸くアマゴのお出まし
さして、ここでプチ入れ食い
ウ君混じりでアマゴが掛かる
多分、暫くアマゴ釣り師が入っていないのだろう
膝位の少しゆっくり流れる、大石小石が咬んだ川底は、いかにもアマゴ好みのポイントである。
ここで丁寧に探り、7匹を追加
しかし、“ツ抜け”ならず、
PS:
帰りに天川の釣友の隠れ家に立ち寄ると、シャッターが開いていた。
若干細身だが、釣ったアマゴを差し上げると、大いに喜んで頂いた
本日の釣果:アマゴ9匹
2018/8/10 (金)
厳しい盆前釣行
流石に8月に入ると、釣果は望めない。
なんとなく熟睡出来ず、夜中に何度か目覚め、気がつくとすっかり夜が明けていた。
仕事の切れ間ということで、様子伺いで天川に車を走らせる。
一頃の暑さほどではないものの、陽が当たれば汗が噴き出ること間違いなし。