渓流釣りの極意(川釣りの危険性編)
川釣りの危険性
「川釣りが危ないって何言ってんの?」と思うでしょうが、川釣りで亡くなった人は沢山います。
源流域では、当然のごとく毎年亡くなられていますし、死なないまでも普通の川で大怪我をする危険性は高いです。
どんな所が要注意箇所なのでしょうか?
既に川原を歩く際の注意点は挙げていますが、それ以外の注意箇所も合わせて挙げておきます。
- 石の上は滑る。・・・川原の石は、長年水に削られたり転がり続けているので、角が丸くて面もスベスベしているものが多い。従って、川原にある石でも滑る危険性が高い。水中に在って、"苔が付いている石"はなおさらである。滑って転べば、打ち身・捻挫・骨折は必死である。竿を折る程度で済めば良いが、打ち所が悪ければ、そのまま天国行きである。
- 水の流れの強さに注意・・・また、川を渡って向こう岸に行く場合は、水の流れの押しの強さに警戒が必要である。流れている水の水位が股近くまである場合は命がけになる。一旦流れる水で足元をすくわれて体が横になれば、腕を伸ばしても川底につかないため、立ち上がり直すのは難しく、そのまま流されていくからである。毎年、子供の犠牲者が出るのは、親がこのことを知らず、水遊びで流されて力尽きて亡くなるのであろう。
- 川底の石の隙間に注意・・・もう一つ、注意しなければならないのは、足先が川底の石の隙間にはまって、身動きが取れなくなることである。自分で足を抜こうとすると、身体が横に倒れてしまったり、前のめりになって水の中に顔を突っ込んだりする。自分ではどうしようもないことがあるので、誰かに助けてもらう以外ない。人里でも、人気のない場所に釣りにいく場合は、二人以上で行く方が安全です。
§何にでもいえることだが、川釣りでは決して無理をしないこと。源流で怪我をして動けなくなれば、助けが来るまでに山の小動物の餌になってしまうことも、決して稀ではない。
肌対策
- 紫外線から目を保護するのは、やはりサングラスが良い。そして川面の乱反射には、偏光グラスが良い。サングラス+偏光グラスであれば、最強だ。
- ※UVカットクリームを、肌を露出する部分(顔、腕、首筋etc)に塗っておくと、日焼けが防げる。でも、汗をかいたら塗りなおそう。
- 虫除けも併せてスプレーしておくと、虻や蚊などから肌が守れる。万が一のことを考えると、ムヒアルファEX(宣伝か?)も必要だ。
- 蛇などに咬まれるような場所に行くなら、毒の吸出し器があれば心強い。蝮(まむし)の血清があれば万全だ。
- 蝮(まむし)は、どこにでも居るので要注意!。
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