釣り方
- 打ち込み釣り・・・餌を切るポイントを変えずに餌を打ち込み続け、切ったイクラでアマゴを寄せ釣りする方法である。撒き餌方式ではあろうが、イクラを手で潰して流すのは『「釣道」の風上にもおけない行為』なので決してしてはいけない。この方法を取るのは、川下に広がっているポイントを、岸を移動して攻めることが出来ないような場所で、じっくりと時間をかけて攻める場合に有効である。また、魚影が濃い場所で、岸を移動すると音や振動でアマゴが散ってしまう危険性がある場合に、警戒心を与えずに釣ることができるので有効である。いずれにせよ、アタリが出るまでには、最低30分位はかかると覚悟しないと、アタリの無さに痺れが切れそうになる。
- 落としこみ釣り・・・水の流れのない場所でも、いかにも魚が居そうな場所がある。特に水深が深いと良型も期待できる。餌を水の流れに乗せないとアマゴの反応は鈍くなる(この表現は、流れのある場所に居ついているアマゴは反応が早いとすべきか?)が、
流れのないポイントに餌を打ち込んだまま、餌を動かさずに放置するのである。打ち込み釣りの応用形になるが、こちらは餌が流れないので向こう合わせ(即ちアマゴの引きを竿先で感じて素早く合わせること)となるので、一瞬のアタリに全神経を集中する必要がある。
- 押さえ流し釣り・・・流れに逆らって仕掛けを川上に引くのではない。そんなことをすれば、アマゴは警戒してしまう。要領は同じだが、仕掛けを流す速さを押さえながら仕掛けを流すのである。餌を探しているアマゴでも、餌を見落とすことはある。流れよりゆっくりと流すことによって、アマゴが餌に気づき易くすることが目的。深くて流れの早い場所だけではなく、錘を重くすると根掛かりし易い浅場の瀬などで、錘を軽めにして押さえ流し釣りするのも有効。
- 誘い釣り・・・流れている餌に、動きを軽く与えて食い気を誘う方法である。餌が単調に流れるような場所では、ほんの少しだけ竿を煽って食い気を誘おう。
- プチ煽り釣り(仮称)・・・仕掛けを打ち込んだ後、流れが緩い場所で錘が底に着き、餌が流されずに落ち着いている場合、少しだけ竿を煽って錘を浮かし、餌が流れるようにして食い気を誘う。大きな錘の動きは、アマゴの警戒心を高めるので、竿の煽りは最小限にすること。