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竿の固着

竿の固着

 竿の固着は、竿のメンテナンスの不備と、取り扱いの悪さが招きます。
 釣り場で竿が固着すると大変ですね。おまけに雨がポツリポツリと降り、雷が轟き始めたら、ロッドが電気を通しやすいカーボンなので、竿を仕舞うのに気ばかり焦って竿をへし折る原因にもなります。(本人談)

 以下に、「釣りの師匠の教え」+「私の経験」からの竿の扱い方などをご紹介します。
 でも中には危ない方法もありますので、各自の責任の範囲で実行に移してください。

竿の延ばし方

  • 竿は穂先より順次延ばしていきますが、しっかりと延ばしきることが必要です。
  • 竿を延ばす際に、竿の継ぎ目付近を持ち、竿をキユッと絞り込むように延ばすことが肝心です。(竿師談)
  • ただし、強すぎる力で延ばすと仕舞う際に難儀します。
  • また緩みがあると雨の時に雨水が竿の隙間に染み込んで、竿を振った際に隙間のある部分で竿が伸びる方向に滑り、結果竿が固着します(メーカー談)。

竿の仕舞い方

  • 竿を仕舞う際には手元から収納していきますが、なるべく継ぎ目の部分を両手で
    縮めるように納めていきます。この時、元竿だけを持つと元竿の竿尻に力が加わり、竿尻が抜けることがあります。(本人談)
  • 必ず縮める竿とその一番手大きな竿を持ちましょう。元竿は脇に抱えるなどの工夫が必要です。
  • 手で縮めることが出来ない場合は、竿尻を平たい石の上に置き、元竿を立て、入らない竿をダーツの矢のごとく、元尻の底を突くように竿の奥に投げ込みます。
  • 投げ込む竿は途中で放して、竿の重みで入るようにします。
  • それでも入らない時は、がっちりと竿を持って竿尻をグィッと突きます。
  • それでも入らない時は、立てた竿を膝などで保持し、入らない竿の元竿から出ている部分の10センチ位上と、さらに10センチ位上をそれぞれの手で、包み込むようにして(竿を折るような持ち方、力の入れ方は厳禁!)持ち、竿を元尻にゴツゴツと突き当てます。勢い良くガツンガツンと突くと竿が折れる危険性があります。
  • 指先が元竿の口の部分にあたると怪我をしますので、手袋をはめた方が良いでしょう。
  • 穂先に近くなるとこの方法は難しいので、竿尻を平たい石の上に置き元竿を立てて、左右の手の指(親指と人差し指で)で、入らない竿の元竿から出ている部分の2センチ位上と、さらに2センチ位上をつまみ、指先にじわっと力を入れて中へ仕舞い込みます。(ここでも竿を折るようなつまみ方、潰すような力の入れ方は厳禁!)
  • 穂先付近では、力の入り方が一直線になるようにして、両手で同じ力を加えるようにします。大概、この入れ方で成功しています。危険と隣り合わせですがね。
  • どうしても駄目な場合は、仕舞える竿の部分は仕舞って、竿を折らないように気をつけて持ち帰りましょう。
  • 持ち帰ったら竿を乾燥します。乾燥したら、大抵すんなりと言う事を聞きます。
  • 2~3週間、天日に当てて良く乾かしても駄目なら、ドライヤーの温風を太い方の竿にのみ充分あてて暖めてから、トライしてみてください。(1012年の四月にこの方法で成功!)
  •  それでも駄目なら、メーカのドック入りです。

竿のメンテ

  • 竿を仕舞う際には、きれいな水で絞ったきれいな布で、竿を拭いてあげて下さい。
  • 家に帰ったら、(コインなどで)尻栓を外して竿をばらし、水洗いし乾燥すること。
  • キズの原因になる砂が入っている事が良くある(私がへぼだから?)ので、良く水洗いすること。竿尻の栓の部分も良く洗うこと。
  • また、傷や内側のクラックもチェックして下さい。事前に補修できるかも?。
  • 完全に乾燥させたら、竿用のオイルを軽く塗ってあげましょう。 固着を防ぎ、糸の絡みを防ぎます。

 他にも色々なやり方があると思いますが、私の少ない経験から得た私なりの技術です。
 技を極められた方には、鼻で笑われる内容ですけれども。一度、お試しあれ!

竿の固着のもう一つの原因と対策

 竿の固着の原因の一つに、気温差という要因があります。

  •  涼しい早朝から釣りをしていると、気温が上がってくる昼前頃に「スコン!スコン!」と竿が中に落ち込むことが良くあります。
  •  これは、気温の上昇と直射日光で竿[カーボン]が暖められて膨張し、継ぎ目部分に緩みが生じたために起こります。
  •  なんとなく継ぎ目が緩んできたなと感じたら、一旦継ぎ目を締め直せば竿の落ち込みは防げます。
     
  •  しかし日差しが弱くなって気温が下がってくる夕方は、これとは逆のことが起こります。
  •  気温の下降と直射日光の弱まりで竿[カーボン]が冷えてきて収縮し、継ぎ目部分が締まってくるのです。
  •  私の竿の場合は、元竿と二番手の竿の継ぎ目が固着し易いようです。
  •  この固着を防ぐには、気温の下降と直射日光の弱まりを感じたら、一旦竿を仕舞って再度伸ばし直すことで、ある程度防げます。【面倒ですが・・・】
  •  いくつかのポイントを車で移動して釣る場合は、竿を何度か仕舞いますのであまり気にすることはないと思います。
  •  でも、気温の下降が著しい時や同じポイントで釣り続ける時は、気温の下降に留意して一旦竿を仕舞うという癖を付けると竿の固着が防げます。
  •  では、固着した場合にどう対処したら良いのでしょう?
  •  取りあえず仕舞える部分を仕舞って下さい。具体的には『竿の仕舞い方 』に記載してありますので、是非とも参考にして下さい。
  •  無理して竿尻を潰したりしないように、気をつけてくださいね!。(私も気をつけよう)
  •  収縮による竿の固着の場合は、持ち帰った竿に陽をあてて竿を暖めれば、「あら、不思議?」簡単に固着が解消できるはずです。

竿の長さ竿の重さ|竿の固着□

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