ウエダー
ウエダー
ウエアの役割は、主に身体の防護にある。
- 川の水は常に流れているので水温は意外と冷たい。特に解禁当初の水温は限りなく零度に近い。たとえつま先であっても水に浸かっていれば、指先が痛くなり感覚がなくなってくる。
ましてや川に立ち込んでの釣りは、あっという間に体温が奪われ、身体が思うように動かせなくなってしまう。
- ウエダーには大別して二種類あり、川に立ち込まないフライマンが使う魚河岸タイプ、川に立ち込む鮎釣師が使うダイバースーツタイプ(返って分かりにくいか?、画像を参考にしてネ!)
○画像のタイプ
- 価格…高い。 3万~5万。
- 断熱性能…(クロロプレン)合成ゴムの厚手の素材なので、断熱効果は高いが、長時間の冷水への立ち込みでは厚手の肌着や保温肌着、使い捨てカイロなどの対策が必要だ。逆に通気性がないので、夏は茹で上がってしまい熱中症に注意が必要。(凍らせたペットボトルが必須となる)
- 保護性能…厚手の柔らかい素材がクッションになるので、軽い衝撃には有効。ただし、素材が柔らかいので、藪こぎなどは避けるべきであろう。
- 防水性能…水は入り込まないような縫製になっているが、縫い目や接着部分の疲労、素材の貫通傷などで防水性能は落ちていく。補修はメーカへどうぞ。
- 特記…靴の部分が分かれているセパレートタイプもある。当然水が入ってくるので、夏専用と考えるべき。
○ 魚河岸タイプ
- 価格…安い。 0.5万~1.5万。
- 断熱性能…合成ゴムの薄手の素材なので、断熱効果は低い。ブカブカの形状なので夏は通気があって良いが、ズボンの上にはくのでお世辞にも涼しくはない。
- 保護性能…薄手の素材なのでクッションにはならない。素材がしっかりしているので、藪こぎしても『引っ付き虫(種子)』が付くことはない。ただし、イバラなどのトゲで穴が空く危険性があるので注意が必要。
- 防水性能…水は入り込まないような縫製になっている。水漏れする穴が空いても、自転車のパンク修理のごとく素人でも補修し易いのが長所。
- 注意事項…このウエダーでは、深場への立ち込みは厳禁。水が上から入り込むと、とてつもなく重くなり身動きが出来なくなる。泳ぐのはおろか浮くのも難しい。川に流されたら死を覚悟せよ。
■ ロッド | タモ | 魚籠 | クーラー? | 餌箱 | 仕掛けケース | 鈎外し | 錘ケース | 鋏 | 腰ベルト | ストリンガー | 巻尺 | ナイフ | ウエダー ■
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