渓流釣り日誌/2021-03-20
解禁一週間後
解禁日は水の濁りで満足した釣果が得られなかった。
釣り残しを狙って夜明け前に出発。
明るくなってから天川に到着すると、ポツリポツリと釣師の車が止まってが、予想より少ない気がする。
南日裏のキャンプ場で着替えをする。
釣師が既に立ち込んで釣りをしている。
解禁日に入ったポイントの手前から釣り始めようとしたが、既に車が止まっていて、孫連れの初老の方が孫にウエダーを身につけさせているところだった。
探るポイントを聞くと、入ろうとしたポイントだったので、解禁日に入ったポイントから下を探ることにした。
川の様子は静かで、釣り残しは期待できないようだ。
下を見ると、昨日のものと思われる足跡が付いていた。
こりゃあ、難しいかなとおもいつ、瀬を探っていく。
すると瀬尻で、なにやらアタリがあったが鈎に乗らず、探り直すが・・・。
下に移動し次の瀬を探ると明確なアタリが出て、ヒレピンのアマゴが出てきた。
次の瀬でも同様に明確なアタリが出て、再びヒレピンのアマゴが出た。
数は少ないが、放流区域外なので、天然物か稚魚放流、卵放流のずれかであろう。
ここから下は、深場になっていて、流れの緩いときは期待できないので、Uターンする。
最初にアタリが有ったポイントで再び探ってみると、根掛かりっぽいアタリが出たのでアワセると、なんと岩魚の稚魚である。
たまに姿を現すが、稚魚は初めてかも。嬉しいがリリースである。
昼前になったので、一旦車に戻り、少し移動。
すると、朝に見た孫連れの車が消えていた。
アタリが無かったんだろうなと思いつつ、いつもの深場の瀬ポイントを探ることにした。
吊り橋の近くに車を止め身支度をしていると、ミニパトが止まり解禁日に見た顔の警察官が寄って来た。
「釣れましたか?」と聞くので、漁協の監視員か?と思ったが、何匹か釣りましたよと答えると例のチラシを出してきたので、『解禁日に頂きましたよ』と答えた。
するとアレッという顔をして依頼事項説明記録帳?を見直して、ナンバー書き間違えたようだとのこと。
警察官と話をしていると、さきほど見かけたルアーマンが車の所にやってきた。
再び、「どうですか?」とルアーマンに話しかけ、チラシの簡単な説明をされる。
説明前に釣果を聞いているようで、どうやら本日の釣果は芳しくないようだ。
遠目に浅瀬でライズが見えたので、アマゴは残っているようだなどとルアーマンと話をすると、この巡回警察官は釣りには疎いようで感心していた。
私は下の瀬を探るので、ルアーマンには目の前のポイントを教えて、探ってみたらと進めるとルアーマンは再び下に降りて行った。
吊り橋を渡ろうとしたのだが、橋が損傷していてトラロープが張り巡らされていたので、私も下に降りて行ってルアーマンがアマゴを掛けたのを横目で見ながら向こう岸に渡る。
少し下に歩いて、瀬を探ると直ぐにアタリが出て、・・・、レレレ?イワナの稚魚が顔を出す。
普段なら、たまにしか掛からないイワナを、2匹も釣ってしまった。
イワナが繁殖しているのは良い兆候だ。
リリースして瀬を釣り歩くと、好ポイントでアタリが出て楽しめる。
お邪魔虫のウ君もなかなか積極的に顔を見せる。困った奴だ。
水嵩は低いが、瀬では必ずアタリが出て、釣果が少しずつ伸びる。
しかし風が急に強くなり、風が治まるのを暫く待っていたが、なかなか収まらない。
時折、突風まで吹く始末。
なんとかツ抜けを達成したようなので、午後1時半頃に本日の釣りは終了。
南日裏のキャンプ場に戻り、着替えをして事務所に立ち寄る。
管理人と馴染みの方が話をしていた。
思わず『風が強くなって釣りにならん』『水が少ない』と愚痴ばかりこぼれる。
聞くと、数日前の釣師は50匹とか釣っていったそうな。
釣りはタイミングも重要なのだが、平日になかなか仕事を休めないのが悔しい!
■本日の釣果 アマゴ:13匹
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