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渓流釣り日誌/2019-05-25

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死神の唸り声

丁度、夜明けの出発である。
朝日が空を赤く染めている。

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天川役場に着いたのは、6時前。
今日は鮎解禁日。
鮎釣師の車が、所狭しとならんでいる。
土曜日に来たかったが、来客があり日曜日しか来られなかった。

ポイントを探そうにも、早朝から川に竿が立ち並んでいて、なかなか入れるような場所がない。

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ズルズルと下流に下り、小川キャンプ場までやって来た。
浅瀬は鮎釣師が立ち並んでいるが、流れが緩かったので、橋直下の深場をねらう。ウ君の猛攻に悩まされたが、下と上から探り一匹ずつゲット。

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あたりが遠退いたので、さらに下に移動し、最下流の広瀬までやって来た。ここも、鮎釣師が立ち並んでいるが、先週の雨で増水しているので、下から魚が移動してきているのではと、期待して川に降りて行く。

下の瀬で邪魔にならないポイントを探ると、いきなり目印が横に動いたのでアワセると、20センチほどのアマゴを早々にゲット。

すると、上の道からクラクションが聞こえ、いつも川券を買っている所の大将が様子見にやって来た。軽く手を上げ挨拶をする。

それから下に下りつつ、鮎釣師に「どうですか?」と声をかけつつ、空きポイントを探るもアタリ無し。
中には、初めての鮎釣りで10匹ほど釣っていた人も居た。

さらに下流に下るが、前日に探られたのか思った以上にアタリが出ない。深場も探りつつ下に下り、一旦道に上がって、300mほど下に歩いていく。

そして再び、ロープの有る急な斜面を降りて行く。しかしながら川の流れが緩く、あちこち探ってもアタリは芳しくない。

昼を過ぎて体が熱くなってきたので、木陰で暫く休んでいると、暫くして何やらズズズーと引きずるような音がし出した。

???、工事の車が来たのかなと、思っていると、今度はガラガラという音が聞こえ初め、そして100Mほど下流の対岸から人の頭の倍位の石が30個ほどバラバラ弾んで落ちてきた。中には対岸、つまり此方の岸まで届いた石も有った。

怖ー!

あの辺りにいたら、直撃を受けて頭ぐちゃぐちゃになって死んでたかも!

この付近は下流の崖崩れで、通行止めになっているので、運悪く見つからなかったら、獣の餌になっているところだった。

と考えていると再びガラガラと音がして、今度は15個ほどの石が落ちてきた。こりゃあ気が抜けんな!
改めて自然の危険性を、感じてしまった。

体の熱が引いてきたので、本日の釣りは終了することとした。

流石に、思うようにポイントが探れなかった鮎解禁日の釣果は芳しくなかった。

道路に上がり、車が止めてあるトイレ近くまで、ひたすら一キロほどを歩く。

車に戻ると、持ってきた冷えた「そば茶」を流し込む。それでも、足りない。

着替えようとしていると、横の車で同じく着替えをしていた鮎釣師が声をかけてきた。

今年の鮎は、大きくないとのこと。
帰りは十津川に抜けて、○○湖でへら鮒釣りをしている仲間と落ち合うと言って、下流に向かって車を走らせて行った。

ポイントを鮎釣師に占領された釣果は、アマゴ3匹。
坊主でなくて良かったと自分をなぐさめた!

<教訓>
山から聞こえる音は死神の唸り声。直ちに避難しましょう。



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