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2010年 5月 T川

2010年 5月 T川

 早くも夏を思わせる暑さとなったゴルデンウィーク明けの週末。キャンプ場の前の、深場から浅場へと川の流れが広がっている場所でのこと。

 前にキャンプ場のオーナーから、「居残りがどっさりいる。そろそろ鮎のシーズンだから、退治してよ!」(アマゴを退治とは、これ如何に?)と頼まれていたので、早朝から膝くらいの流れの浅場を攻める。

 ポイント毎にアタリがあり爆釣の予感。暫くすると子供たちが向こう岸で釣りをし始めた。キャンプ場の子供の朝は実に早い、家では有り得ないことであろう。子供にとって、非日常的生活、非日常的環境はワクワクするものであろう。やはり子供は自然と接することが必要だ。

 子供たちはウキを付けて仕掛けを放り込んでいるが餌は分からない。調子良く釣り上げるこちらを見る子供の視線が、少し厳しいように感じる。

 一通り手前側の流れを探り終え、川の中ほどから向こう岸の流れを探ることにする。すると一筋の流れで4~5匹釣れ、入れ食い状態・・・?。子供達は相変わらず釣れていないようだ。子供達が騒いでいるから、魚が岸から離れているのか?。試しに川の中ほどから、子供達が釣っている流れの筋あたりに仕掛けを振り込んでみると一発でかかる。

 「あれっ?」餌が違うのかな?、それにしても全く釣れないのも不思議である。よく見ると仕掛けが上手く流れていない、というよりも上手く流していない。短い竿で振り込んでは少し流し、直ぐに引き上げる。アマゴが「食べようかな!、と思ったら餌が目の前から消えてしまう。」という、仕掛けの流し方になっているのが釣れない原因のようだ。

 次々と釣り上げる私を恨めしそうに見ている子供達や親の視線がさらに突き刺さる。なかには釣りを諦めて上がっていく親子もいる。

 今度は他の子供達が出てきて川遊びをし始めた。これ以上の釣りは無理だなと判断し、川から上がってきたらキャンプ場のオーナーが出迎えてくれた。

 「思った以上に居残りがいたよ!」と話したら、「ここにいっぱい残っていると釣り人に言っても、なかなか釣る人がいない」とのこと。

 格好良い釣りをしたくて浅場を嫌っているのか?、浅場を釣る技術がないのか?、言われるままに釣るのが嫌いな”天の邪鬼”なのか?。

 こんな場所に沢山のアマゴがいるはずがないと勝手に決め込んでいるのかも分からないが、地元の方の情報を素直に聞いて、試しに釣ってみるのも爆釣の極意のひとつであろう。

 何故って?、だって地元の人は毎日川を眺めているのだから、たまに行く釣師より川を知っているはずですよね!。そのためには、そう、出会った地元の方とのんびりと色々な話しをすることが欠かせないでしょうね!。

 ある意味、竿抜けポイント候補になるかも分からない、そんな場所なら爆釣の期待がある。

 本日の釣果 ・・・ 62匹

 ※子供たちが川遊びをしなければ、三桁の大台に乗ったと思われるほど、なんでもない浅瀬にアマゴが潜んでいました。

■2010年 5月 T川|2008年 4月 Y川

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