渓流釣り日誌/2018-06-23
化け物を仕留めたぞー!!!
日々、天気予報が変わるので、いつ釣りに行くべきかと迷うところだが、小雨と予想された日曜日ではなく、土曜日に釣りに行くことにした。
7時過ぎに天川に到着。
狙いは、前回最後に探ったポイント付近とした。
ポイント近くの道の脇に車を止めると、既に身支度をした釣師が100ほど先の車の近くに見えた。
ありゃりゃ、今日も先を越されたか?
仕方がないので、ポイントを過ぎた集落辺りに車を止める。
雰囲気は良いのだが、如何せん水嵩が高く、川幅も広がっている。
暫く竿を振るがアタリが殆どない。
仕方がないので最初に目指していたポイントまで歩いて行くと、先ほどの車が消えていた。
あれー?、アマゴ狙いと違ったのかな?
これ幸いと、早速川に降りる
竿を伸ばしてポイントを探るが、増水でアタリが取り難い
脇の流れを攻めると、仕掛けの動きがフッと止まった。
一呼吸おいてアワセると、独特の反応。
18センチほどのアマゴであった
下に移動し、やや浅いポイントにやってきた
そして、向こう側の流れを探ると、グンというアタリ
アワセると、ズンと重量感のある感覚が竿から伝わってきた
!!!
そしておもむろに抵抗し始める
重たい。
下に逃げようとする魚を竿の力で止める。
竿が大きく弧を描く。
今日は逃がさないぞ!
しかし奴も必死である。
竿をためていても、グングンと突っ込んでいく
“(糸は)切れても良いけど、(竿は)折れるなよ!”と心の中で呟きながら、耐えるしかない。
全力で下流に向かって泳ぎ始めた。
クー、ウッ!
右腕で竿尻を抱え、左手は元竿の先を持ち両腕で耐えていると、キューンと糸鳴りがした
何年振りかの糸鳴りである
なんとか耐えて、浮かせようとするが、重すぎてなかなか浮いてこない
巨大な魚影が見え隠れする
デカそうだな・・・
魚影からすると、ニジマスに違いない
過去に50センチのニジマスを何度か釣り上げたことがあるが、一目でそいつを凌駕するサイズだと分かる
そして、徐々に魚体が浮いて来た
げっ、でかいぞ、こいつは!
しかし、それからなかなか寄って来ない
少し前にハリスのアワセ切れを直した際に、バカを60センチほど取っていたのと、化け物が重たすぎて無理に寄せられないからだ。
最後の足掻きを見せ始めたニジマスだが、簡単にはタモに納まる気配がない
何度も寄って来ては、突っ込んでいくの繰り返し
既に3分は経っているだろう
弱ってきているけど、このままだと埒が明かない
どうするんだ?
仕方がないので、ニジマスが限界まで弱るまで、やり取りを続ける
そして膝上まで川に入り込み、じわーっとニジマスを寄せ、道糸を掴む
最後の本当に最後の手段であるが、万が一の突っ込みに備えて、肘は柔らかく構えている
そして、道糸を手繰り寄せてタモで掬うが、魚体が半分ほどしか入らない
化け物だー、こいつは。
5分ほどの激闘がやっと終わった
当然、鮎バックには入る筈もないので、重しの石を付けたストリンガーを咬まして川に浸ける
その後は、少し下のポイントでアマゴを固め釣りして、このポイントでの釣りは終了
(アマゴの釣りの部分は割愛しました)
ストリンガーを持って道路に上がる
腕をさげて歩くと尾ひれを路面に引きずってしまうので、少し肘を曲げて歩く。
そして、栃尾のキャンプ場の受付前を歩いていると、小屋から“イヤー“という声が聞こえ、これ何処で釣ったんですか?
“写真、撮らせてもらって良いですか?”と、3人が小屋から出てきた。
写真を撮られることなど滅多にないことなので、快く快諾
そして、ハイポーズ
“何センチあるの?”
「60は確実でしょうね」と答えると、手際よくメジャーが出てきた
“65センチありますよ”
そして、メジャーを入れての、改めて記念撮影
“これ載せてもいいですか?”(何処に載せるか聞くの忘れた)
「いいですよ!」
何処で釣りましたか?、アマゴは釣りましたか?、などと一頻り、話をして失礼した。
車に戻りクーラーに入れようとするが、当然入りきらないので、ナイフを取り出し・・・
時刻は、まだ昼過ぎだったので、もう一か所探ることにした。
選んだポイントは、下に下った(直下に深場のある)吊り橋の下の瀬
増水してるが、脇の流れを攻めるとアタリが出る。
入れ食いとはいかないが、ポツポツとアタリが出て、アマゴが姿を出してくれるので、雨に降られていても結構楽しめる。
なかなか鈎に乗らないアタリも多いが、たまに小指ほどの豆アマゴが掛かってくるので、来年が楽しみである
瀬を釣りながら下り、深場にやってきた。
ここも流れが強くなっている。
深場の下の駆け上がりを探るが、水量の関係かアタリが出ない。
そこで、流れ込みの付近で二つの流れの間で巻いている流れに仕掛けを落とし、底を探ってアタリを待つ。
目印が巻いた流れに乗り、上流に動いていく
そして、ツンツンというアタリ
アワセると、ウ君である
この辺に溜まっているのかな?
じっくりと攻めることにした
仕掛けを振り込む
目印が流れを遡る
コンコンというアタリ
アワセると、アマゴである
やはり、居ましたね!
ここで5匹ほど追加し、本日の釣りは終了
先ほどの小屋を尋ねて、何か食べよう
小屋まで車を走らせ、お礼の挨拶に伺う
小屋に入り入り、「先ほどはありがとうございました。」と礼を言うが、着替えた姿では分かるはずもなく、ニジマスの・・・、“あーあ!”
何か食べるものは有りますか?
“カップ麺なら”
お湯はありますか?
“そこにポットが”
3分待つ間に、先ほど撮ってもらった画像を、携帯に送ってもらえないかとお願いすると、快く了承して送ってもらいました。
実は、単独釣行が多いので、自分を撮った画像が殆ど無いのである
丁度良い機会と思い、お願いした次第
画像を確認すると、さすがにこりゃあ驚くわ
画像を見て、釣った本人がびっくりしたんだから
濡れ鼠ならぬ、ずぶ濡れおじさんやがな!
画像を送ってくれた大学生の息子さんは、子供の頃に釣りをしただけなので、本格的に渓流釣りはしたことがないとのこと。
良い機会なので、サイトと実践教室の宣伝をしておいた
一頻り小屋のご主人や息子さんと釣りの話をして、礼を言って帰路に就いた
途中、知り合いのお宅の前を通りがかった際に、家の方の姿が見えたので立ち寄り、化け物を差し上げた。
「いいんですか?」とびっくりされていたが、冷凍庫はアマゴでいっぱいなので、遠慮なくと差し上げた。
お返しに蕗の佃煮を頂いてしまった
「らっきょも漬けているから、秋頃楽しみにしてね」
たまに立ち寄って、アマゴを差し上げているので、気遣っておられるようだ。
申し訳ございません
でも、今期の釣果はすでに500匹を超えている
貰っていただいて感謝しているのは、こちらの方ですよ
そうそう、栃尾の方には、オートキャンプの宣伝をしておきますので・・
という約束を果たさねば
オートキャンプ栃尾に興味があれば、こちらのサイトからどうぞ ⇒
http://autocamp-tochio.com/facility.html
本日の釣果:アマゴ18匹 虹鱒:65センチ1匹
コメント