渓流釣り日誌/2020-11-11
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前回に続き、今度は御坊の煙樹ケ浜にやってきた。
毎年、御坊に来ていて、浜の瀬漁港に入ることが多かったが、餌を買いに立ち寄った釣具屋で状況を確認すると煙樹ケ浜で25cm級の良型のアジが釣れているとのこと。
釣れ出すのは陽が落ちてからとのことで、どこで釣るかを様子見に浜に入る。釣り人が一人いたので状況を確認すると芳しくないようだ。しかし、陽はまだ高いのでこれからと考え、隣に陣取ることにした。
車から海べりまで少し距離があり、足元も砂地と小石のため歩きにくく、重たい釣道具を持ち運ぶのは少々骨が折れる。
釣り具店で買った3㌔のアミエビがなかなか溶けなかったが、仕掛けを作り、一先ず振り込んでみたが思ったほど飛ばない。
ウキを細身の物に替えると、少し距離が伸びるようになった。
隣の釣師が帰ってしまい。一人になったが暫くすると一人やってきた。
「アジ釣りですか?」と聞かれたので、『そう!』と返事をして、『ヘタなので、少し離れてね』と伝えた。
日が暮れて釣りに本腰を入れ出した矢先、ウキのライトがどうも消えてしまう。確認すると、釣り用のバッテリーの差し込みにガタがあり、仕掛けを投げると衝撃で微妙にズレてライトが消えるようだ。
止む無く別のウキに換えるが、錘の調整が難しく、投げた時にウキのライトが時々沈みがちになるので、目を凝らさねばならない。
最近は遠投することが無かったので、上手く調整が出来ないが仕方がない。
夜も更け始めると、そろそろかなと期待が膨らむ。
午後8時頃だろうか、ウキにアタリが出て、竿を上げると25センチほどのアジである。
コマセのアミエビも溶け出し、そろそろ撒餌が効いてきたかな?
これで坊主は逃れたな!
それからは、ポツリポツリとウキにアタリが出る。
時間は掛かったが、なんとか10匹ほどになった。
まあ、数は少ないけど、今夜のおかずは出来た。
もう一人隣に無言でやって来て、少し遠くに飛ばしている。
アタリが有るのか、無いのかが暗いので良く分からない。
こちらは、少し岸辺に近いポイントを攻め続ける。
それが良かったのか、段々とアタリが頻繁に出るようになってきた。
振り込みざまに流れ星が視野に入った。
あーあ、流れ星だと思いつつ、釣りを続けると段々と釣果が伸びて来た。
海釣りでは初めての経験だ。
またも振り込みざまに流れ星が視野に入った。
これは吉報なのか?
明確なアタリが出てリールを巻くとなかなかの手応え。
上げると、アジではなく27,28cmほどのキビレである。
外道ではあるが嬉しい。
夜も更けて来た、いつもなら帰宅する時刻だが、コマセが残っているので、そのまま釣りを続けることにした。
気が付けば隣の釣人の姿は消え、浜での釣りは私一人となってしまった。
コマセを撒いているいるのが私一人になったせいか、真夜中頃になるとアタリが頻繁に出始め、型は揃わないが25cm~18cmのサイズが上がってくる。
仕掛けが着水と同時にアタリが出る場合と、暫く待って仕掛けを上げるタイミングでアタリが出ることもある。
横に移動するアタリは分かりやすいが、ポコンポコンとウキが浮き沈むアタリは波による上下と区別がつき難い。
止む無くラインを軽く張り、穂先でアタリを取るようにする。
ククッというアタリが伝わってくれば、そのままリールを巻いて引き寄せて、岸に陸揚げする。
真夜中を過ぎると、入れ食いの様相を呈してきた。
恐ろしいほどに、打ち込む度にアタリが出る。
サビキ仕掛けなのだが、殆ど一匹しかかからないのは、群れが小さいのであろうか?
偶に、鈎が切れていることがあるが、ハリスがガシガシされている箇所が有るので
恐らくフグであろう。
空を見上げると、星がいっぱい見える。クッキリとは見えないが、5,6等星の星まで見えているようだ。星空を見上げると、人間はなんと小さくて儚い存在なのかと感じる。
短い人生、一度きりしかない人生、精一杯生きなければいけないなと思ってしまう。
てーへんだ、てーへんだ、クーラーがいっぱいになってきた。
アジが痛まないように、氷を上に入れ換える
午前三時頃になっても、入れ食いではないがアタリが続き、程よくコマセも減ってきた。
丁度クーラーも満杯になり、これで本日?の釣りも終わりとした。
前日の午後四時から翌日の午前四時までの長丁場であったが、満足のいく結果である。
流れ星が幸運を運んできてくれたようだ。
PS:
夜間のため、画像は殆どありません。
■本日の釣果 アジ:56匹 キビレ:1匹
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